LEVEL 5 TOKYO OFFICE 

株式会社レベルファイブ東京オフィス

デザイン 株式会社リアルクリエイション 小島賢士
CG製作  株式会社フォールームス/モスグリーン
施工   株式会社のあ建築設計
照明設計 ブランチ 中村達基
造作家具 株式会社アダル
輸入家具 株式会社リアルクリエイション
撮影   アール・イー・エム 藪亀寛

プロジェクトの経緯

  •  まずはビルの概要を知ることから始めた。こういった大規模なオフィスビルは、ビル独自の規制やルートCなどの厳しい消防法のルールで、平面レイアウトに規制がかかることが多いからである。今回も厳しい状況の中でのレイアウト作業だったが、第1回プレゼンの内容が、ほぼそのまま進んだ。その点は短いスケジュールの中で、唯一の光明であった。
  •  デザインテイストのコンセプトはビンテージ。工房的な空間がひろがるイメージである。そのためブリキのおもちゃや面白いアイテムをアメリカから買い付けてきた。そのため日本の空間にはあまりない空間になったと思う。そして、そういったカジュアルなアイテムは、企業のキャラクターを飾っても違和感のない空間となる。
  •  動線のコンセプトは「人と人が接触しアイデアが生まれる」このことをレイアウトを考える上での基盤にした。いたるところに人と人が接触するアイテムがある。そして立体的な空間構成を今回は特に意識した。それは少し目線が変わるだけで、いつもと違う視界が広がるからである。自由な空間で楽しみながら仕事をして欲しいと願い、構成と演出作業を行った。
 

エントランス

 エントランスはダイナミックに3/4Rの壁がひろがる空間で、天井に円と同心円で放射状にルーバーが展開する。これは会社の顔であるエントランスは、システム天井の無機質なイメージを和らげたかったためである。結果、より円状が強調され空間に緊張感を与えてくれた。

 
エントランス

 左右対称のレイアウトは退屈な空間になってしまう。そこで少し違う家具をレイアウトしたりすることで若干のエッセンスを加える。するととたんに豊かな空間になる。
そしてカジュアルなブリキのおもちゃの色は、ソファのクッションなどとコーディネートしている。
 

 
レセプション

Rの壁にくぼみ(人の導入部)をつくり、受付としている。カジュアルな空間に出現する、よりビンテージな空間である。壁は鉄板の黒革仕上げ。鉄板を400×600でカットし、化粧ビスで止めている。鉄板をカットすることで、表情豊かな壁面にすることができた。

ターミナル

 ターミナルと名付けたこの空間は、文字通り空港や駅などのターミナルのことである。ここでいろいろな会議室にスイッチしていくが、この空間に談笑しあっている人が溢れている様を想像して欲しい。その中を人が通ると、自然と挨拶や会話が生まれる。この人と人の接触が今回のプロジェクトの核である。
 

だんだんラウンジ

 小会議室の裏に、このような階段状の席を設けた。蹴上の部分は書棚になっている。スタッフの勉強のためであるが、この会社は情報誌が多い。つねに最新情報を受信していくためである。ここで雑誌を読んだり、その中で生まれるアイデアをスタッフ同士が話し合っている光景をイメージした。
 

大会議室 

 32人収容できるラウンド型の会議室。テーブルはU字型で構成した。そしてU字の中がソファ席になっている。これは常々、会議テーブルの中が有効利用できないか考えていた結果生まれたものである。この席に座ると、リビングライクなシアタールームを体感できる。
 天井のデザインなどは今回のテーマである工房感から歯車をイメージしたデザインになっている。このデザインのおかげで、スプリンクラーや空調など、ラウンドした空間にふさわしくない形をうまく処理することができた。
 

中会議室

中会議室は外から見るとコンテナである。まるでコンテナを無造作に置いたような様相で、それはこのページトップの画像でもわかる。壁面の木パネルは当然不燃材料である。ニッシンイクスの木パネルを使用した。
 

小会議室

 小会議室は鉄骨でフレームを組んでいる。いわば室内空間の中に出現した建築物である。これは短い工期で強力な効果を発揮した。形状もあえて構造を見せるものとしているが、今回のデザインテイストにピタリとはまっている。  
 

小会議室

 この部屋はリラックスした会議室になる。ブレスがアクセントの工業的な空間に、オリバー・ガルのアートが飾られていて、ポップアートで楽しい空間になった。
 

小会議室外観

 鉄骨で作られた会議室を外から見たところである。 鉄骨の上部は軽い印象にしたかったので、鏡を設けた。立ち上がりの壁がないような錯覚におちいる。そして会議室の前にはカフェカウンターが設置されている。長時間のミーティングでも、すぐに水分の補給ができるので、基本的に会議室の近くにこのカフェバーを設けている。
 

小ミーティングエリア

 モニターで簡単なミーティングを展開するエリアである。この椅子が秀逸で、大学の講義椅子がリラックスできるラウンジチェアになっているのである。オットマンがついているので、足を投げ出してミーティングができる。  
 

執務室

 机はすべてオリジナルで製作している。パーテーションがデスクの脚を兼ねているので、机だけを動かすことはできないというデメリットを持つが、パーテーションと天板だけで良いので、コストを大幅に削減できるというメリットをもつ。テーブルは安く、その分椅子に良いものを使ってスタッフの負担を減らしたい、というのが施主のやさしい思いである。  
 

制作室

 執務室と同じくオリジナルデスクがならぶ。黒いポールがところどころあるが、これは天井面を明るくするアッパーライトである。これだけの大空間になると、天井面の視認性が大きい。そして天井面が一番暗くなる。これを和らげるため、今回このような試みをしたが、効果は絶大なるものがあった。もともと設置されている照明が昼白色なので、冷たい印象がある。それを和らげてくれたのも大きい。
 

プレジデントルーム

 高級時計を1年かけて1個作る職人のアトリエをイメージ。
エントランスなどと同じビンテージな雰囲気だが、こちらはメディアに出る部屋になるので、より応接室の役割が大きく、高級で上質な雰囲気になる。  

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