CHISHIRO DENTAL CLINIC 

ちしろ歯科医院

デザイン 株式会社リアルクリエイション 小島 賢士
施工   株式会社牛島木工所
照明設計 有限会社ライトニック 川崎 英彦
撮影   アール・イー・エム 藪亀寛
  コンビニ撤退後
工事前の写真。コンビニ特有の形状であることがわかる。 
  内部スケルトン状態
天井高さを変えるので、天井材も撤去。 
 外回り工事中の写真
 外壁には左官調塗装材を使用。
  アプローチ
医院入り口にさしかかると、ウェイティングとレセプションが見える。このことは受付スタッフが来訪者に気づきやすいというメリットがある。身障者が訪れた際、スタッフがすぐに駆けつけることができるなど、医院のサービス向上に動線が役立っている。 
  ファサード
 前面がガラス張りなのは、以前このテナントがコンビニエンスストアであったからである。そのファサードを利用し、動線分離である患者動線をガラス面に配した。このことで、診療室に入る壁をデザインして、外部からよく見えるようになり、この医院のコンセプトである「安心・安全」でクリーンな医院イメージを与えることに成功している。
 レセプション
いたるところで角を丸くとっている。これも「安全」をイメージさせることに一役買っている。基本的に白を基調に70%ほどで構成し、アクセントにグリーンとキャメルカラーをそれぞれ15%ずつほどの配色にしている。これも「清潔」な印象を与える演出の一つである。
 ウェイティング
患者は受付に対し背を向けるようにし、床配管の立ち上げを利用した段差で、ソファエリアを一段低くしている。これも視覚的な錯覚でレセプションとウェイティングの結界となり、患者は外に面して視界を広げることになる。その視界の先には植栽が溢れる構成となっていて癒しの空間を演出している。天井を下げているのも結界作りの一要素である。斜面をとることで面白い光を空間に導いている。
  診療室
ファサードの壁面がそのまま診療室内の壁になっている。白・グリーンの壁が交互に交差することで、となりの診療室とまったく別の印象になる。間接照明で視覚的な明るさ感をとり、作業用の照明とわけている。照明も視覚的な明るさ感と、実際の作業灯でわけて考えると、効率的に無駄のない照明計画となる。
 ロゴデザイン
ロゴデザインのマークは院長の飼っているオカメインコをモチーフにしている。これは院長から医院のマークはオカメインコでという依頼があったためである。ただのキャラクターにしたくなかったので、万年筆でささっと流れるように書いたようなデザインにした。内覧会のとき衛生士がDMにこのオカメインコを書いているのを見たとき、このマークは一人歩きしていくんだろうと確信した。これも医院ブランディングのツールとして有効利用している例であろう。